膨大なエクセル作業に忙殺される日々
当時、プラントエンジニアリングとして働いていた私は、エクセル業務によって忙殺されていました。
プラントデータの分析、機器仕様の確認、設計のための計算などいずれの計算も複雑でかつ、1分ごとのデータが数か月分ともなるとエクセルが全く動かないことも多々ありました。
そんな中、
『エクセル業務は、プラントエンジニアリングとしての本質なのか?』
と疑問に思うようになりました。
エンジニアの本質はあくまで、計算方法や精度、データの有効性などについて考えることであって、エクセル業務は本質ではありません。
エクセルに関数を組み込んでみた
少しでも効率化しようと関数をエクセルに組み込んでみました。
小さいセルに細かく計算式を記入して、ドラック&ドロップで計算式を引っ張ることで多少効率化できるようになりました。
それでもエクセルが重いことは解決されず。。
さらに、小さいセルに細かい計算をしているため、どこで何を計算しているのかすぐにわからなくなり、計算ミスが多発。。
結果、忙殺される日々は続きました。
Pythonに出会う
そんな中、ある日に本屋で以下の本に出会いました。
退屈なことはPythonにやらせよう ―ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング
当時、Pythonが流行っているという噂を聞いていたこと、エクセル業務に忙殺されていたこともあり、私はすがる思いで本書を手に取りました。
本書による以下のようなことがPythonでできると書いてありました。
・データ解析
・CSV,Excelの処理自動化
・Webスクレイピング
これが私とPythonの出会いでした。
エクセル業務からの開放
プログラミング初心者である当初はとても苦労しました。ただし、流行りのプログラミング言語ということもあり、ネット上に様々な有益な情報が溢れていました。
Pythonの始め方からプログラミングの基本、リスト型・辞書型、ライブラリなど基本的なことから学び、1か月。
遂にこれまでやっていたエクセル業務をPythonで自動処理を可能とし、1日かかっていた仕事が数分で完了したのです!!
初めて思い通りにコード動かせたときは、楽しくて夜中までコード書いてしまいました。
その後、他にもあったエクセル業務は全てPythonに切り替えて、プラントエンジニアとしての仕事に集中できています。
Pythonを勉強って難しい?
素人にとっては、Pythonの勉強は簡単ではないと思います。
ただし、最近のプログラミングブームもあり、Pythonは勉強教材が充実しています。
それらを駆使すれば、素人でも容易に勉強できると思います。
オススメのPython勉強方法
私が当時行った勉強方法は以下の3つを紹介します。
学習サイト
Pythonの有名な学習サイトとして、以下が挙げられます。
1.Progate
iPadや携帯で気軽に勉強できることが魅力です。
ただし、コード書いてる感がないこと、自分のコンテンツとして何も残らないことがデメリットです
基本的なことがまとまっているので、コードを書きながら、順繰りにこなしていくのが良いです。
入門編と基礎編+関数くらいまでこなせば、一旦OKです。
Youtube
個人的には、以下のお二人のYoutubeがオススメです。
また、最初は『Anaconda』の『Jupter Notebook』の利用がオススメです。セルを分けて、セルごとにコード実行できるため、何を起きているか理解しやすいためです。
1.キノコード
2.いまにゅのプログラミング塾
Udemy
個人的には、Udemy が結構、オススメです。
・Youtubeより内容が洗練されている
・内容から包括的
・プロが作成している
特に、初心者には以下の講座がオススメです。
1. 現役シリコンバレーエンジニアが教えるPython 3 入門 + 応用 +アメリカのシリコンバレー流コードスタイル
2.独学で身につけるPython〜基礎編〜【業務効率化・自動化で残業を無くそう!】
まとめ
私のこれをきっかけにWebスクレイピング、Webアプリケーション、流体解析など多岐に渡って使用しています。
Excel業務の自動化はデータフレーム、データ分析も学ぶことができるため、Pythonを学ぶきっかけとしても非常に有意義かと思います。